美容師のアシスタントは何をするのか？仕事内容や一日の流れをご紹介

美容師がスタイリストになる前には、アシスタントとして下積みを行わねばなりません。アシスタント期間は3年ほどとされており、その期間はスタイリストのサポートを行います。しかしアシスタントとは何をするのか気になるところでしょう。ここではアシスタントの仕事内容とともに、一日の仕事の流れや将来性などについて詳しくご紹介しましょう。

1. 美容師のアシスタントは何する？

アシスタントの仕事は、接客・施術・営業の大きく3つの種類に分けられます。どの種類が強く求められるかは、美容室の規模や集客力、コンセプトによっても異なります。

1-1. 接客

接客面での仕事は、お出迎え・お見送りやご案内・電話応対、カウンセリングなどです。また清掃やドリンクの提供なども行います。お客様の要望を汲み取り、コミュニケーションや気配りでおもてなしをします。笑顔での対応や明るい挨拶・アイコンタクトなど、人間性の高さが求められる業務です。

1-2. 施術

施術面での仕事はヘルプ業務全般やシャンプー、マッサージ・ブローです。そのほかカラーやパーマ、スタイリングなども行います。シャンプーやカラー・パーマなど、一つひとつの技術チェックを合格することで、できる施術が増えていきます。スタイリストをサポートすることに重点を置き、スタイリストが仕事をしやすいよう、適切に業務を行いましょう。

1-3. 営業

営業面での仕事は店販やSNSの発信、モデルハントなどです。美容室の専売ブランドの販売や、将来スタリストとしてデビューすることを見据えた活動もあります。顧客獲得のために、SNSのフォロワーを増やす努力も仕事の一環です。

2. 美容師アシスタントの1日の流れ

美容師アシスタントの1日の流れは、次のようになります。

2-1. 出勤時

アシスタントの出勤は午前8時で、出勤するとすぐに技術面の練習を行います。カットやカラーの練習や、前日のおさらいをするのが一般的です。午前9時になると、開店へ向けて店内清掃を行います。そして予約の流れを確認し、朝礼に参加します。

2-2. 美容室開店

美容室が午前10時に開店すると行うのが、シャンプーやカラー剤・パーマ剤の塗布など、スタイリストのサポート業務です。先輩スタイリストのやり方を見ながら技術を盗み、練習に役立てます。

2-3. 美容室閉店

美容室が午後7時に閉店すると、予約の受付を終了して、最後のお客様の接客を行います。午後8時に最後のお客様の施術が完了したら、清掃や片付け・レジ締めを行うのが一般的です。その後午後9時からミーティングや翌日の準備を行います。

2-4. 閉店後

閉店後も、アシスタントはすぐに帰宅しません。カットやカラーの練習を行い、先輩スタイリストにチェックしてもらいます。午後11時頃に退勤するのが一般的です。

3. アシスタントの仕事のやりがいや将来性

アシスタントの仕事には、やりがいもあり将来性も感じられます。以下に具体例をご紹介しましょう。

3-1. アシスタントの仕事のやりがいとは？

アシスタントの仕事は大変なことも多くなるものの、コツコツと練習を続けてスタイリストになれた時の喜びはひとしおです。技術的にできることが増えてくると、お客様から感謝されることも増えるため、やりがいを感じられるでしょう。また少しずつ技術が身についてくると、自己成長を実感できます。常に新しい技術に触れられて、美容が好きな方にとってはやりがいのある仕事です。

3-2. アシスタントの仕事の将来性

3年ほどアシスタントを続けると、スタイリストに昇格できます。またスタイリストとしての地位を確立して、トップスタイリストになると、チーフスタイリストやディレクターへの道が開かれます。そのまま同じ美容室で働き続けて店長になったり、フリーランスになったりも可能です。

3-3. アシスタントの仕事で大変なこと

アシスタントは美容室の開店前・閉店後にカットやシャンプー、カラーなどの練習をします。お店が始まる前にも閉店の後にも練習をします。長時間立ちっぱなしであるため、足がむくみやすくなるでしょう。また練習する時は先輩スタイリストに付き合ってもらうことが多いため、気を使ってしまいます。ただし先輩スタイリストは全員同じような経験をしてきているため、練習に付き合うことを嫌がるような方は少ないでしょう。

4. まとめ