やりがいを持ち続けるには？美容師の楽しいことや大変なことをご紹介

美容師を志す方の中には、実際に美容師として働いている方が、何を楽しく感じているかについて、知りたい方もいらっしゃるでしょう。自分が進むべき道であるのか、判断するための材料になります。また、美容師の仕事は楽しいことだけでなく、大変なこともあるはずです。ここでは、美容師楽しいことや大変なこと、やりがいを持ち続けるコツについてご紹介します。

1. 美容師が楽しいことは？

美容師が仕事において楽しいと思えることは数多くありますが、その中でも次の5つが代表的です。

1-1. 直接感謝を伝えてもらえる

美容師が楽しいこととして、お客様から直接感謝の言葉をかけてもらえることが挙げられます。お客様が満足できるヘアスタイルに仕上がった時に嬉しそうな顔をしてくれたり、直接ありがとうと言ってもらえたりすると、美容師冥利に尽きるでしょう。美容師は接客業の中でも、お客様との距離が近い業種です。そのため、感謝される機会が多くモチベーションにもつながります。

1-2. センスやアイデアを形にできる

美容師の仕事は、センスやアイデアを形にできます。お客様の要望を聞き出し、髪質や骨格に合わせたヘアスタイルを提案し、形にできるのです。新しいトレンドやテクニックを取り入れて、クリエイティブな作品を生み出せます。

1-3. 努力次第で高収入

努力次第で高収入が得られるのも、楽しいことに挙げられるでしょう。美容師は、指名や商品を売ってインセンティブを得るなど、収入を増やすことが可能です。努力するほど収入も増えるので、やりがいを感じられます。

1-4. さまざまな人と出会える

美容室には、世代や性別も異なるさまざまな人が訪れます。普段の生活圏では会えない人と接点が持て、世界が広がるのも魅力です。幅広い世代の人々と出会い、話ができます。会話から得た知識を、仕事やプライベートに活かすことも可能です。

1-5. スキルアップし続けられる

美容師のスキルアップにはリミットがなく、新しい技術を習得することでどんどん伸ばしていけます。ベテランスタイリストになっても、講習に参加したり、トレンドを取り入れたりすることで、新しい技術を身につけられます。

2. 美容師大変なことは？

どのような仕事も、楽しいことばかりではありません。美容師の仕事で大変なことは、次の3つです。

2-1. 下積み期間が長い

美容師は、国家資格を取得したからといって、すぐにスタイリストにはなれません。美容師として就職したら、まずはアシスタントとしての下積み期間があります。アシスタントを1年～3年ほど行い、スタイリストとしてデビューするのが一般的です。また、アシスタント期間は美容室によって異なり、5年たってもスタイリストに昇格できないケースもあります。とくに、アシスタントの数が少ないと、実力があってもスタイリストになれないこともあります。

2-2. 拘束時間が長い

美容師の仕事は、拘束時間が長いので大変です。売れっ子スタイリストほど、指名がぎっしり詰まっており休憩する暇もありません。また、閉店後は練習したり、講習を受けたりと、実際の業務以外にも覚えることややらなくてはいけないことがあります。ただし、その分一度得た知識は経験として役に立つでしょう。

2-3. 肉体労働

美容師の仕事は、体が資本です。座ってゆっくり作業できることはほとんどなく、シャンプーやカット、清掃など、ほぼ一日中立ちっぱなしで仕事をします。運動不足になりにくいものの、腰痛や足のむくみなどに悩まされる傾向があります。

3. やりがいを持ち続けるには？

美容師の仕事にやりがいを持ち続けるには、次のことを心がけましょう。

3-1. 初心を忘れない

美容師の仕事にやりがいを持ち続けるには、初心を忘れてはいけません。とくに、スタイリストとして働くことに慣れてくると、スタイリストに昇格した時の嬉しい気持ちや、初めて施術をした達成感などを忘れてしまいがちです。初心を常に心の隅に持っておくことで、スタイリストとして働くことに喜びが感じられます。

3-2. 具体的な目標を設定する

具体的な目標を立てると、やりがいをキープしやすくなるでしょう。アシスタントの頃は、スタイリストになることを目標としてがむしゃらに頑張れますが、スタイルストになると目標を見失うことがあります。1ヶ月の指名数や物販のインセンティブなど、常に新しい目標を掲げるのがおすすめです。

4. まとめ