美容師の指名制とは？指名のメリットや指名の増やし方をご紹介！

美容院では指名制を導入しているところが多く、どうにかして指名を増やそうと頑張っている方もいらっしゃるでしょう。指名は、お客様と美容師の双方にメリットのあるシステムで、美容師のモチベーションを左右する要素でもあります。ここでは、指名制の概要やメリットとともに、指名を増やす方法についてご紹介します。

1. 美容師の指名制とは？

美容師の指名制は、顧客が特定の美容師を指名して、その美容師による施術が受けられるシステムです。顧客は、予約時に美容師を選びます。

1-1. お客様にとってのメリット

お客様にとっての指名のメリットは、特定の美容師に任せることで信頼性が築けることです。美容師との信頼関係も構築されるため、要望が理解されやすくなります。好みのスタイルも把握してくれるため、髪に対する悩みや理想とするヘアスタイルなどを、一から説明する必要もありません。髪質や骨格に合わせたヘアスタイルが提案してもらえます。コミュニケーションもしやすく、髪の悩みを何でも相談できます。

1-2. 美容師にとってのメリット

美容師にとっての指名のメリットは、モチベーションが上がることです。指名は給料にも反映するため、指名が増えるとやる気も高まります。また、美容師にとっても、指名は顧客との信頼関係が築きやすくなります。指名を受けるために、技術や会話力などを磨くなど向上心が高くなるのもメリットです。

2. 美容師が指名を増やすには？

美容師が指名を増やすには、次のポイントを考慮すると良いでしょう。

2-1. 技術やデザイン力をつける

お客様が指名しようと思うのは、技術やデザイン力の優れた美容師です。指名を増やすには、デザインの幅を広げたり、任せたいと思わせる技術を身につけたりすることが大事です。要望されたヘアスタイルに対応できるよう、いろいろなカットができる技術力をつけるとともに、自宅で簡単に再現できるヘアスタイルに仕上げることが重要になります。スタイリングのやり方など、丁寧に教えてあげると指名される確率が高くなるでしょう。

2-2. カウンセリングに力を入れる

カウンセリングに力を入れるのも、指名を増やす第一歩です。お客様が、なりたいヘアスタイルのイメージを引き出し、共感することが大事です。指名する美容師を決めていないお客様は、髪の悩みを抱えている方の多い傾向があります。カウンセリングでお客様の信頼を勝ち取ると、指名に繋がるでしょう。

2-3. 提案力を高める

提案力をつけることも、指名を増やすために必要です。お客様の要望を引き出し、さらに良くするための提案を行うと、信頼できる美容師だと認識されます。ただし、無理強いするのではなく、経験や技術に基づく的確な提案をすることが大切です。

2-4. コミュニケーション能力や人間性を高める

美容師は接客業のため、指名を増やすにはコミュニケーション能力や人間性を高めることも大事です。顧客の年齢や性格、性別に合わせた対応ができるよう、努力しなければなりません。円滑にコミュニケーションできることはもちろん、人間性を高め魅力的な美容師になりましょう。

3. 指名されない理由

なかなか指名を増やせない美容師は、次のような理由が考えられます。

3-1. お客様の要望を満たせない

美容師が指名されないのは、お客様を満足させられなかったと考えられます。施術を行ったものの、満足できる仕上がりにできなかったため、指名に繋がらなかったのです。最初に施術した時の仕上がりで、指名される・されないが決まります。技術力があっても、お客様の要望を的確に聞き出せなければ、満足できる仕上がりにはなりません。要望を満たせるように、技術や提案力、コミュニケーション能力を高める必要があります。

3-2. 接客態度

指名されない美容師は、接客態度が問題の場合もあります。会話の口調であったり、お客様への対応の仕方であったり、接客に不満を持たれてしまうと、指名は受けられません。また、身だしなみなどもチェックされるため、万人受けする清潔感のあるスタイルで施術を行うことも大事です。

3-3. 合わない

美容師が指名されない理由として、お客様に「なんとなく合わない」と思われてしまうことがあげられます。特別な理由がなくても、相性が悪い、生理的に合わないなど、曖昧な理由で避けられるケースもあります。明確な理由がないため改善するのも難しく、最も頭を悩ませるところでしょう。自分ではどうにもならない理由で、指名を受けられない場合があります。そういった場合でも自分自身を責める必要はありません。今できることを、向上心を持ちながら一生懸命取り組むことで、実績に繋がっていくでしょう。

4. まとめ