2023年11月10日

女性が美容師を目指す上で将来性がある理由!わかりやすく解説

美容師と言えばハイセンスなサロンで華やかに立ち回る職業であるイメージがあるでしょう。そのような職場で働くことを夢見て、美容師の道を目指す方も少なくありません。しかし、私たちを取り巻く社会やライフスタイルは、刻々と変化しています。美容師という職業は、どのような将来性があるのでしょうか。とくに女性が美容師を目指す上でのことについて、ご紹介します。

1. 美容院と美容師の数から見える現状

厚生労働省が「令和3年度衛生行政報告例」という統計の中の「美容院の数の変移」を見ると、美容院の状況がわかるでしょう。それによると、2017年の美容院の数が247,578件であったのに対して、2021年は264,223件と、約1万7千件増えています。それに沿う形で、美容師の人数も2021年では561,475人と、前年よりも増加傾向にあります。

2. 女性にとって美容業界で課題とされること

美容室といえば、華やかなサロンを想像する方も多いでしょう。それだけに女性が多く、働きやすい環境と思える美容業界ですが、現状はそのイメージとは異なります。女性にとって、美容師として働ける環境であるのかについて、ご紹介します。

2-1. 女性の美容師の不足

前述のとおり、美容院や美容師の数は、徐々に増加する傾向にあります。しかし、実際のところ、男性の美容師が圧倒的に多く、女性の美容師は不足する状態が続いています。だとしたら、女性が参入できる余地は十分にあるのではないでしょうか。事実、美容師の専門学校の学生は、女性が全体の8割を占めているのです。しかしながら、女性は美容師になれるはずなのに、長く働き続けることが少ないと考えられる現象です。

2-2. 女性にとって負担が大きい

その理由として、1つ目は美容師という仕事は、外見とは裏腹に立ち仕事をはじめとする肉体労働・長時間労働であり、女性にはとくに負担となりやすいものだからという点があります。

2-3. 結婚・出産という大きなハードル

2つ目の理由は、結婚や出産で続けて仕事できないケースが多くなることです。現場では、仕事を取るか結婚・出産を取るかといった感覚の世界であり、女性は自分のライフスタイルを諦めなければならない場合もあります。それにより、女性が美容師として働くことを敬遠するようになったのも理解できます。

3. 女性が美容師として働く将来性はある

女性にとってさまざまな不利な要因があり、美容室の現場でいきいきと働く女性の割合が、イメージと異なり少ない点を指摘しました。それでも女性が活躍できます。それについてご紹介します。

3-1. 社会の変遷とニーズの変化

日本の人口は減少しているのに、前述のとおり美容室は増えています。そうなると、それぞれの美容室による顧客の獲得競争が激しくなります。今までのサービス内容を通し続けていては、超人気店舗ではない限り、長期的に見て厳しい経営となっていくでしょう。高齢化が進む中、なかなか外出ができない高齢者の方のために「訪問美容」をするサービスも見られるようになってきました。これは高齢者だけでなく、ハンディキャップをお持ちの方などにも適応できるでしょう。

3-2. 流行り病に対応したサービス

美容業界は、昨今の流行り病の影響を大きく受けた業界の1つといえます。同じ場所に長い間座り続けなければならないことや、美容師と近い場所に長時間居続けることになるのが、その原因の1つでしょう。
流行り病が猛威を振るっていた間、美容院へ行くことを控えた人は少なからずいらっしゃったしょう。そのような状態の中、美容業界において、新しいサービスに舵を取る店舗が出てきました。また、その間にトレンドも変化することにより、その情報に敏感で発信力の強い店舗が注目されるようになりました。

3-3. 今後美容業界は女性的な感性が必要とされる時代に

美容院の価値は、そこで行われる施術の技術力の高さで決まるのはいうまでもありません。けれどもこれからの時代は、そればかりでなく、常に顧客のニーズをつかみ、コミュニティを作りながらサービスを充実させていく取り組みが必要です。店舗にリピーターを作っていくための大きな要素となっています。そういったものをこなす能力は、どちらかといえば女性が得意な内容でもあります。

もちろん何よりも本来の美容師としてのスキルを身につけていくことが最優先すべき事です。一方で、前述したようなプラスアルファの能力も持ち合わせていることで、女性が美容業界で将来性を確保できる1つの方法となり得るのではないでしょうか。

4. まとめ

ライフスタイルの特徴の違いにより、女性が男性よりも圧倒的に少数である美容業界では、どの店舗も激しい生き残りをかけた競争が行なわれています。店舗は顧客のニーズを探り、トレンドに敏感な女性の美容師を通して情報発信できます。そして他店と差別化を図れ、人々の注目を得られるでしょう。また女性の美容師は、トリートメントやネイルなどにもスライドして営業を展開させることも可能です。現在でこそ女性の美容師の数は少数でも、これからの新しい美容業界を形作るのは、女性なのかもしれません。

「株式会社アンプ」では、美容業界の新しい形を共に作っていく女性の美容師を募集しています。将来性もあり、やりがいが見つけやすいお店です。興味がありましたらぜひお気軽にお問い合わせください。誠意をもってお答えいたします。