2023年11月10日

「何か質問ありますか?」は怖くない!美容師面接の逆質問への対応を解説

面接と言えば、面接官からの質問に採用希望者が答える採用試験です。ところが実際はそれだけでなく、積極的に採用希望者が自分をアピールできる機会でもあるのです。面接官からの質問が一通り終わったら、必ずと言っていいほど「何か質問はありますか?」と逆質問されるでしょう。この逆質問に何を質問しようか迷う人もいるかもしれませんが、自分をアピールできるチャンスでもあるのです。そこで、美容師面接の逆質問への対応を解説していきましょう。

1. 面接における「逆質問」とは?

面接は、主に面接の担当官が「志望動機」「自己紹介」「目指す美容師像」などを質問したことに対し、採用希望者が答える形式で進みます。ところがそろそろ面接も終わりになった頃、面接官から「何か質問はありませんか?」と逆質問されて、うろたえてしまう人も少なくありません。この逆質問はほぼ確実にされるものであり、逆質問も想定した面接準備が必須だと言えるでしょう。

2. 面接官が逆質問する意図は?

それでは、面接官はなぜ逆質問をするのでしょうか。逆質問には、次のような意図があると考えられます。

2-1. 採用希望者の「素」を見たい

面接官は、採用希望者がある程度質問に対する回答を、あらかじめ用意して面接に挑んでいることは想定しています。その上で、用意した答えではない、採用希望者の「素」を見るために逆質問をすることが考えられます。その際に、言葉に詰まるからダメ、スラスラ話せたからいいという単純な評価ではなく、面接用に作られたのではない「素」の人柄を見たいと思っているのです。

2-2. 熱意の程度を見極めたい

逆質問に対して、「何もありません」と答えるよりは、美容室に対して関心を持っていることが分かる質問、向上心を感じられる質問などを返してくれる採用希望者の方が、熱意を感じられることでしょう。

2-3. 採用後のミスマッチをなくしたい

面接時に好印象で採用したものの、いざ働きだすと「求めていたような人材ではなかった」ということは多々あります。採用希望者側も「こんな美容室だと思わなかった」というミスマッチが起こると、早々に退職してしまう人も少なくありません。逆質問は、このようなミスマッチを防ぎ、採用希望者の疑問を解消する目的があるのです。

3. 逆質問への回答例

ここからは、具体的な逆質問への回答例を紹介していきます。

3-1. どのような人が活躍しているか

どのような人材が求められ活躍できる美容室なのか尋ねることで、美容室側の求める人材として活躍したいという熱意をアピールできます。

3-2. 働くに当たって事前に準備・勉強しておくことはあるか

実際に採用になったと仮定して、前向きに準備・勉強しておきたいという姿勢を見せれば、やる気を印象付けられるでしょう。聞いて終わりではなく、採用されたら実際に働くまでに準備・勉強しておく必要があります。

3-3. アシスタントの1日の具体的な業務内容・流れ

とくに新卒の場合、アシスタントの仕事も未経験でどのような1日の流れで働くのか分からないはずです。逆質問で確認することで、実際に働くイメージを持とうという姿勢を見せられます。

3-4. 採用後の研修について

アシスタントとして採用された後、スタイリストになるまでにどのような研修を受けさせてもらえるか、マンツーマン指導してもらえるかなど尋ねるのも、前向きな姿勢をアピールできるでしょう。

4. 逆質問で聞いていけない事柄はある?

逆質問は採用希望者の疑問に思っていることを尋ねる機会なので、聞いていけない事柄は無いと言えます。それでも次のような事柄をしてしまうと、良い印象を与えられない恐れがあるので気を付けた方がいいでしょう。

4-1. 給与・待遇面についての質問ばかりする

給与・待遇面も大切なことではありますが、そればかりに逆質問が偏ってしまうと、美容師として働く熱意や向上心よりも、とにかくお金を稼ぎたいといった印象を強く与えてしまいかねません。

4-2. HP・SNSを見れば分かることを尋ねる

美容室のHPやSNSを見ればわかるような基本的なことを尋ねると、事前にHPなどをチェックしていないと思われてしまいます。

4-3. 面接時に話題になったことを尋ねる

面接の中で話題になったことを逆質問の際に再度尋ねてしまうと、しっかり話を聞いていない、話の流れについていけていない印象を与えてしまうので注意しましょう。

5. 逆質問で好印象を与えるコツは?

最後に、逆質問で好印象が与えられるコツを紹介していきます。

5-1. まず質問の数から答える

だらだらといくつもの逆質問をするのは、印象が悪いものです。話初めに「〇点質問させてください」などと、質問の数を端的に話してから逆質問するといいでしょう。

5-2. 事前に取ったメモを見ながら答える

事前に取っておいたメモを見ながら逆質問すれば、採用されるために万全に用意していたことを印象付けられます。回答してもらった内容についても、簡単にメモしながら聞けばさらに熱意を伝えられるでしょう。

6. まとめ

美容師面接の逆質問は、疑問点について率直に尋ねられる時間です。ただし、その内容によっては、面接官に好印象や向上心、やる気をアピールできることでしょう。

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